株式投資には「株主優待」という特別な存在があります。
買い物に役立つ割引券、普段はなかなか手に入らない商品、旅行や食事のサービスなど、株をもっているからこそ得られるちょっとしたご褒美があります。
今回は株式投資の魅力や楽しみ方を初心者に方向けに分かりやすくご紹介していきます。
株主優待の基礎
株式優待とは、企業が株主に対して自社のサービス、または金券などを提供する制度のことです。
日本独自の文化として広く浸透しており、投資家にとっては、配当金とは別で受け取れる「おまけ」のような存在です。
株主優待がある理由👇
企業が株主優待を導入するのには、主に以下の目的があります。
- 株主を長期的に増やすため
- 自社商品のファンを増やすため
- ブランドの宣伝・認知拡大
つまり、株主に「投資してよかった」と感じてもらいながら、企業側も自社のサービスや商品を知ってもらえる、双方にメリットがある仕組みです。
優待の代表的な種類👇
- 自社商品・サービス:食品、飲料、衣料品、旅行サービスなど
- 金券・クーポン:食事券、図書カード、QUOカード
- ポイント制度:ECサイトやグループ店舗で使えるポイント
- 日常生活に役立つもの:交通系の割引券、宿泊券など
株主優待を受け取る条件
株主優待は、決算日(基準日)に株主名簿へ記載されている株主に対して贈られます。
多くの企業では、100株以上を保有していることが条件になっており、保有株数や保有期間に応じて優待内容が変わるケースもあります。
人気優待紹介
1. 飲食系優待
外食産業の株主優待は、幅広い世代に人気です。
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すかいらーくHD:全国のガスト・バーミヤンなどで使える優待カード
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吉野家HD:牛丼や定食で使える食事券
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マクドナルドHD:バーガーやサイド、ドリンクを選べる無料引換券
気軽に利用できるため、日常生活で役立つ優待として定番です。
2. 小売・日用品系優待
生活必需品や買い物で使える優待も人気です。
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イオン:株主優待カード(オーナーズカード)で買い物代金のキャッシュバック
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ビックカメラ:家電量販店で使える商品券
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コロワイド:居酒屋やレストランで使えるポイント
特にイオンは「日常の買い物で恩恵を感じられる」と長期保有者も多いです。
3. 金券・クオカード系優待
現金同様に使いやすいのがクオカードなどの金券。
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オリックス:カタログギフト+株主カード
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KDDI:カタログギフト
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全国保証:クオカード(定番人気)
汎用性が高く、使い道に困らないのが魅力です。
4. 旅行・レジャー系優待
非日常を楽しめる優待も根強い人気です。
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ANA・JAL:航空運賃の割引券
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HIS:旅行代金割引券
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ラウンドワン:ボウリング・カラオケなどで使える割引券
旅行好きやレジャーを楽しみたい方には特に喜ばれる優待です。
届いた体験談
初めて株主優待が届いたときは、封筒を開ける瞬間はちょっとしたプレゼントを受け取るような感覚でした。
今回届いたのは外食チェーンの食事券。普段からよく利用するお店などで、「これで次の週末は外食にしよう」と自然に計画が立ちました。
実際に使ってみると、食事代の一部が優待でまかなえるのでお得感はもちろん、株を持っていることで生活が少し豊かになった気持ちになります。
お金のリターンだけでなく「体験としてのリターン」があるのが株主優待の面白さだと感じました。投資のモチベーションが高まるきっかけにもなり、次はどんな優待が届くのか楽しみです。
優待を受け取ると「応援している企業とつながっている」という実感も湧きます。投資は数字だけを追うものではなく、暮らしに小さな楽しみを感じる体験でもあることを実感しました。
これからも応援している企業に投資して、株主優待を獲得していきたいです。