新NISAの始め方と注意点

  • 2025年8月12日
  • 2025年8月13日
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将来のために資産運用を始めたいけど、何から始めたらいいかわからない、そんな方も多いと思います。

2024年からスタートした「新NISA」

長期積立に特化した「つみたてNISA」は少額から始められ、税制面でも大きなメリットがある制度です。

今回は、この2つの制度の基本的な仕組みから、始め方、そして失敗しないための注意点までわかりやすく解説していきます。

制度の概要

新NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる国の制度で、2024年から内容が大幅に拡充されました。

年間投資上限は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあり、併用すると最大で年間360万円まで投資ができます。

非課税期間は無期限で、長期的な資産形成に向いています。

「つみたて投資枠」は、金融庁が認めた長期、積立、分散投資に適した投資信託やETFのみが対象です。年間の投資上限は120万円で、少額からコツコツ積み立てることで時間を味方にした安定的な資産形成を目指せます。

「成長投資枠」は上場株式やETF、REIT、一部の投資信託など幅広い商品が対象です。年間の投資上限は240万円で、値上がり益や配当収入を狙いながら資産運用ができます。

 

始める流れ

1.証券口座を開設する

新NISA・つみたてNISAを利用するには、証券会社や銀行などで「NISA口座」を開設する必要があります。口座は1人1口座までで、金融機関の変更も可能です。

 

2.NISA口座を選ぶ

「新NISA」はつみたて投資枠と成長投資枠の2つが併用可能です。長期・分散投資を重視する場合は「つみたてNISA」から始めるのもおすすめです。

 

3.商品を選ぶ

投資信託やETFなど、制度で認められた対象商品を選びます。つみたてNISAでは長期投資向けの低コスト商品が中心です。

 

4.積立金額と頻度を設定する

毎月いくら投資するかを決め、積立設定を行います。少額から始められ、途中で金額を変更することも可能です。

 

5.積立を開始し、継続する

積立を始めたら、短期的な値動きに左右されず長期的に続けることが大切です。

 

注意点・体験談

 

注意点

1.短期売買には向かない

新NISAやつみたてNISAは長期的な資産形成を目的とした制度です。短期的な値動きで売買を繰り返すと、非課税メリットを最大限活かせません。

 

2.投資対象は限定されている

特に「つみたてNISA」では金融庁が選定した長期投資向け商品しか購入できません。高配当株や海外個別株などは対象外です。

 

3.損失の繰越はできない

通常の課税口座では損失と利益を相殺(損益通算)できますが、NISA口座はこれができません。

 

4.資金は生活費と分ける

生活資金を切り崩して投資すると、相場が下落した際に生活に影響が出る可能性があります。必ず余裕資金で行いましょう。

 

 

体験談

最初は投資に不安があり、「つみたてNISA」で月5,000円から始めました。途中で株価が下がり、やめようか迷った時期もありましたが、「長期で続けることが大切」というアドバイスを思い出し、そのまま積立を継続。

気づけば3年で評価額は大きく増えていました。2024年からは新NISAに移行し、成長投資枠で海外株式の投資信託にも挑戦。非課税で運用できる安心感と、複利で資産が増えていく手応えを実感しています。

少額からでも継続することで、着実に資産形成が進むことを身をもって学びました。

さらにボーナス時には一部を追加投資することで運用効率を高め、資産の成長スピードも加速。日々の値動きに一喜一憂せず、むしろ下落時こそ買い増しのチャンスと考える習慣が身につきました。

少額からでも継続と工夫次第で大きな成果を得られることを実感しました。今では資産形成が生活の一部となり、将来への不安も小さくなっています。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございます。